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農業協同組合や漁業協同組合などさまざまな協同組合がありますが、消費者の協同組合を生活協同組合(生協)と呼び、コープ(CO-OP)とも呼ばれています。コープとは英語の協同組合(Co-operative}の略です。
生協は、法律(生協法)に基づいて作られていて、地域生協、医療生協、共済生協、大学生協、職域生協などがあります。
学校生協は職域生協で、教職員が助け合いながらくらしをより豊かにすることを願って活動しています。現在は全国39県に43の学校生協があり、共同して各種の事業を展開しています。
食料品や書籍雑貨など学校生協もさまざまな商品を供給しています。一般のお店や百貨店・スーパーも同様の商品を販売していますが、生協と株式会社ではここが違っています。
株主が事業のために必要なお金を出し、株主の意見や要望が運営に影響し、その影響力は株式の数(資本)によって異なります。そして、その会社が提供する商品やサービスは不特定の方が利用します。
出資することで組合員となり、組合員の意見や要望を反映して運営され、組合員が商品やサービスを利用することができます。
また、出資金の額に関係なく、平等に事業に参加する権利があります。生協の原点は消費者自らが出資し、自分たちの生活を守り、くらしの質を向上させるための、消費者自身の組織であることです。願いを実現するために、みんなで利用し、意見を出し合って運営しています。
生協 | 株式会社 | |
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組合員のくらしと健康を守る | 目的 | 利潤追求 |
組合員一人ひとりの出した出資金 | 資金 | 少数株主の投資資金 |
組合員の意見が反映された商品 | 商品 | 利益第一 |
組合員が主人公 | 運営 | 一部の株主 |
組合員自身のため | 立場 | 企業(会社)のため |